2007年11月11日
『ホームレス中学生』

今日はなんだか落ち着かない天気の一日だったなぁ。
夜半の雨があがって青空がひろがったかと思ったら、
陽射しは明るいのに突然、激しい雨が降ったり。
ということで、今日はおうちで片付けやら冬物を出したりしよう!
・・・と思ったのだけど、
よく考えたら夏物をしまわないと冬物の入る場所がない。
ということで、気がつけば、またまた読書三昧(ざんまい)でした。
『ホームレス中学生』
著者: 田村裕
発行: ワニブックス
ISBN978-4-8470-1737-7
発売2ヶ月足らずでミリオンセラーになった、麒麟・田村さんの本。
先日、番組で読書についてとりあげたとき、
リスナーさんからも推薦があった本です。
お父さんによる突然の「家族解散」宣言にはじまって、
「まきふん公園」で寝泊りするはめになった中学生の「僕」。
考えたらものすごい話なんだけど、
まるでそうなるのが自然の成り行きだったみたいに、淡々と進んでいく。
決して文章がうまいわけじゃないんだけど、
短い言葉の積み重ねが、逆にストレートに胸のどまんなかに
ぐいぐい入ってくる感じ。
ズンズン読めて、たぶん3時間くらいだったかで完読。
読みながら、子どもの頃遊んだ「タコ公園」を思い出していました。
先日中学の同窓会のあと、懐かしくなって訪ねたあの場所です。
大人になった私、
なんだか大事なものを置き忘れたような気がして、
それが何だったのか知りたくて、タコ公園を訪れたけど、
結局それはどこにも落ちてなかった。。。
でもこの本を読んで、なんとなくわかったような気がしたなあ。
「僕は、お湯に感動できる幸せのハードルの低い人生を愛しています。」
可笑しくて、そして泣けます。
Posted by ケイミー at 23:02│Comments(2)
│観る聴く読むグラフィティ
この記事へのコメント
中学生の娘は今読んでるらしいです
Posted by oso
at 2007年11月11日 23:11

osoさん
面白かったですよ、娘さんが読み終わったらお父さんも是非!
面白かったですよ、娘さんが読み終わったらお父さんも是非!
Posted by ケイミー at 2007年11月11日 23:30
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