2010年08月15日

ひぐらし鳴く8月15日

今朝もセミの鳴き声で目覚めました。


昨夜の終戦ドラマスペシャル「歸國」(きこく)。

65年前に戦死し「英霊」となった兵士たちが、お盆に現代の日本に帰国し、遺族や大切に思っていた人、そして平和な日本と対峙する、という倉本聡さんらしい脚本。
(個人的には、俳優ビートたけしはあまり好きじゃないけど)


で、そこにも登場した「無言館」(むごんかん)。

ひぐらし鳴く8月15日


長野県上田市にポツンとある私設の美術館で、
志なかばで散った戦没画学生の遺作や遺品が展示されています。


数年前、父のお墓参りの途中で偶然見つけました。
アートは好きで、けっこうあちこち美術館廻りをしているけど、
美術館の存在そのものが、これほど深く真摯に心に訴えかけてくるものは、そう多くはありません。


「感銘」を受けるというのは、有名とかでは決してなく、
その場所に、その作品に、かかわっている方々の思いがどれだけ込められ、
そしてそれが観る側の心にどう響いてくるかなんだなぁと、改めて感じます。
信州へいかれることがあれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!


●無言館
上田市古安曽3462
Tel. 0268-37-1650
7月〜11月無休、12月〜6月火休(祝日の場合は翌日休)
(データは上田市観光協会HPを参考にしてます)


もちろん滋賀県内でも、毎年この時期になると、戦争に関する展示が各地であります。
8月15日、せめてこの日くらいは、平和な日本(ひょっとしたら平和ボケ?)に住めるありがたさをかみしめたいと思います。


●「戦時下の少年少女たち〜学徒勤労動員の日々〜」
〜9/5(日)まで
浅井歴史民俗資料館 0749-74-0101

●「平和のいしずえ2010〜アジア・太平洋戦争と報国運動〜」
〜9/5(日)まで
栗東歴史民俗博物館 077-554-2733



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この記事へのコメント
自分もそのドラマ見ました
普段疑問に思っていることを
ずばり言い当てていましたね
その時代その時代を
生きてこられた方
また生きたくても
生きることのできなくて散った方々に
自分たちは
感謝しなければいけないと思います
正しい正しくないは
歴史(勝者)の判断であって
その時代を生きて戦った方々は
良し悪しより
生きることに必死だったと思います
また 間違っていたことでも信じて 戦ってこられた 
今みたいに 自由を言えなっかっし
情報も統制されて また 麻痺もしていたと思います
そういう方々に 感謝して また 歴史の教訓として
戦争を 回避することに 勤めなければいけないと思います

国の指導者たちは
少なくても
慰霊祭や 
戦没者の眠る
儀式で英霊に
国を守り平和に導くことを誓うべきだと思います
たとえ 他国から何か言われても
家族や愛する人々が暮らす国を守るためにのために 散った方々が
無駄死にしないためにも

今のような
指導者たちをみて
草葉の陰で 泣いておられると思います
Posted by ラマン茶の男 at 2010年08月18日 01:41
ラマン茶の男さん
コメントありがとうございます!(書いたつもりがアップされてなくて、お返事が遅くなってごめんなさい(> <)
おっしゃるとおりだと思います。家族や愛しい人を守るために自分の命を犠牲してくださったたくさんの方々のおかげで、今の平和な日本があるんだということ、決して忘れてはいけないことなんですよね。メディアの端の端っこにいる者としても、ささやかではあるけどそれを自分に言い聞かせていきたいと思っています。
Posted by ケイミー at 2010年08月24日 23:53
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