2007年08月06日
記憶を作る味
どこまで引っ張るのかと言われそうですが、
信州の味といえば、これも欠かせません。

そう、「おやき」です。
いろいろな具がありますが、
私のイチオシは、やはり正統派「野沢菜おやき」かな〜
蕎麦粉入りの皮がとても香ばしい♪
この「おやき」、今でこそお土産用の「よそいきの顔」も知られるようになりましたが、
元々は庶民の苦肉の策だったんですよね。
厳しい気候や土質のため、むかしは美味しいお米が育てにくく、
また年貢も納めねばならなかった、そんな環境で栽培されるようになったのが、お蕎麦。
それから、蕎麦や野菜をつかって、しかも日持ちもするお料理がいろいろ工夫されたそうです。
ところで、私が今まで食べた「おやき」の中で一番美味しいと思ったのは、
「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」ちで食べた、おやきです。
「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」ってのは、
父方の叔父叔母で、私が小さな頃に家族でとってもお世話になった方々。
当時は自宅の敷地で工場を経営されていて、子ども心に「大きな家だなぁ」と思っていました。
別棟には、住み込みの従業員さんもたくさんいて、
みんな、おじいちゃんの田舎からおじいちゃんを頼って出てきた若い人たちです。
やめて故郷(くに)へ帰った人たちも、お盆や暮になると必ず挨拶に来たので、
それはそれはにぎやかな家でした。
面倒見のよさから、多くの人に慕われていたんでしょうね。
姉や私のことも、とてもかわいがってくれて、
わたしの家は父も母も仕事をしていたので、よく夕ご飯はここの家で食べたし、
お休みの日には車で連れていってくれたりしました。
小さな頃、父や母にあちこち連れていってもらった記憶はあまり無いのですが(;^_^
(共働きで忙しかったんでしょうねーありがとうです!)
おじいちゃんおばあちゃんちの記憶はいっぱい残っています。
夏休みになると、田舎の家にもよく泊めてもらいに行きました。
この田舎が、信州だったんです。
東京から信州へは、今でこそ交通網の発達で2時間ほどでいけるようになりましたが、
当時は、甲州街道を通って峠越え(今の国道20号線ね)。
沿道には、ぶどう、桃、梨、りんごなどの果樹園がならび、果物狩りの看板がいっぱい。
初めて車に乗って遠くへお出かけしたのも、
初めて果物狩りしたのも、
みーんなこの「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」ちの車で、
私の小さな頃の夏休みの思い出は、信州とは切っても切れないものでした。
「今日はなんにもないねぇ、おやきぐらいしか」
そう言われて初めて食べた、手作り「おやき」の、なんとまぁ美味しかったこと!
子どもにとっては、「おやき」よりも
舌が真っ赤や超グリーンに染まるようなソーダのほうがよかったのかもしれませんが、
何故か私は、その「おやき」が大好きでした♪
(子どもの頃から、シブ好みだったのか。。。(^^;;
今はもうお二人とも天国にいらっしゃいますが、
いまだに、私の中では「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」と呼ばせてもらっています。
豊ママさんの「そうめんの思い出」を読んで、ふと懐かしくなって綴ってみました。
(あちらは「新婚さん」時代、こちらは「少女」の頃(笑)
「おやき」を見るといつも甦ってくる、子どもの頃の夏休みの思い出です。
記憶に残る味。
いや、味が記憶を作ってくれるのかな。
みなさんは、何か、「これを食べると、あれを思い出す」っていうようなもの、ありますか?
信州の味といえば、これも欠かせません。

そう、「おやき」です。
いろいろな具がありますが、
私のイチオシは、やはり正統派「野沢菜おやき」かな〜
蕎麦粉入りの皮がとても香ばしい♪
この「おやき」、今でこそお土産用の「よそいきの顔」も知られるようになりましたが、
元々は庶民の苦肉の策だったんですよね。
厳しい気候や土質のため、むかしは美味しいお米が育てにくく、
また年貢も納めねばならなかった、そんな環境で栽培されるようになったのが、お蕎麦。
それから、蕎麦や野菜をつかって、しかも日持ちもするお料理がいろいろ工夫されたそうです。
ところで、私が今まで食べた「おやき」の中で一番美味しいと思ったのは、
「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」ちで食べた、おやきです。
「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」ってのは、
父方の叔父叔母で、私が小さな頃に家族でとってもお世話になった方々。
当時は自宅の敷地で工場を経営されていて、子ども心に「大きな家だなぁ」と思っていました。
別棟には、住み込みの従業員さんもたくさんいて、
みんな、おじいちゃんの田舎からおじいちゃんを頼って出てきた若い人たちです。
やめて故郷(くに)へ帰った人たちも、お盆や暮になると必ず挨拶に来たので、
それはそれはにぎやかな家でした。
面倒見のよさから、多くの人に慕われていたんでしょうね。
姉や私のことも、とてもかわいがってくれて、
わたしの家は父も母も仕事をしていたので、よく夕ご飯はここの家で食べたし、
お休みの日には車で連れていってくれたりしました。
小さな頃、父や母にあちこち連れていってもらった記憶はあまり無いのですが(;^_^
(共働きで忙しかったんでしょうねーありがとうです!)
おじいちゃんおばあちゃんちの記憶はいっぱい残っています。
夏休みになると、田舎の家にもよく泊めてもらいに行きました。
この田舎が、信州だったんです。
東京から信州へは、今でこそ交通網の発達で2時間ほどでいけるようになりましたが、
当時は、甲州街道を通って峠越え(今の国道20号線ね)。
沿道には、ぶどう、桃、梨、りんごなどの果樹園がならび、果物狩りの看板がいっぱい。
初めて車に乗って遠くへお出かけしたのも、
初めて果物狩りしたのも、
みーんなこの「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」ちの車で、
私の小さな頃の夏休みの思い出は、信州とは切っても切れないものでした。
「今日はなんにもないねぇ、おやきぐらいしか」
そう言われて初めて食べた、手作り「おやき」の、なんとまぁ美味しかったこと!
子どもにとっては、「おやき」よりも
舌が真っ赤や超グリーンに染まるようなソーダのほうがよかったのかもしれませんが、
何故か私は、その「おやき」が大好きでした♪
(子どもの頃から、シブ好みだったのか。。。(^^;;
今はもうお二人とも天国にいらっしゃいますが、
いまだに、私の中では「中澤のおじいちゃんおばあちゃん」と呼ばせてもらっています。
豊ママさんの「そうめんの思い出」を読んで、ふと懐かしくなって綴ってみました。
(あちらは「新婚さん」時代、こちらは「少女」の頃(笑)
「おやき」を見るといつも甦ってくる、子どもの頃の夏休みの思い出です。
記憶に残る味。
いや、味が記憶を作ってくれるのかな。
みなさんは、何か、「これを食べると、あれを思い出す」っていうようなもの、ありますか?
Posted by ケイミー at 20:30│Comments(3)
│スローフード
この記事へのコメント
食べると思い出すのはお祭りなどの屋台で売っているハニーカステラ。毎年の正月に多賀大社に行くと必ず買います。これを家族で食べると「お正月だな~~」って思いますね。えぇ~まだ5ヶ月先だって・・・年を取るとあっという間なのですよ(笑)何時食べても「正月だな~」って思っちゃいます。なはは・・・・。
ではでは
ではでは
Posted by ウル at 2007年08月06日 21:12
ケイミーさん、こんばんは、この間はどうもでした!私はビールですかねえ、初コンパでずっと気になってた人と隣り合わせ、緊張で喉を通りませんでした。可愛かったもんですな!ま、またお手合せください!
Posted by スー at 2007年08月06日 23:21
ウルさま
ハニーカステラの甘い香り、私も屋台ではついつい足が向かってしまいます!あのコロンとした形も可愛いくって♪もういくつ寝ると・・・(笑)
スーさま
いらっしゃいませ!緊張でビールも喉を通らない・・・私にもそんな時代がありました(っけ・・・(汗)こちらこそ今後ともよろしくお願いします!
ハニーカステラの甘い香り、私も屋台ではついつい足が向かってしまいます!あのコロンとした形も可愛いくって♪もういくつ寝ると・・・(笑)
スーさま
いらっしゃいませ!緊張でビールも喉を通らない・・・私にもそんな時代がありました(っけ・・・(汗)こちらこそ今後ともよろしくお願いします!
Posted by ケイミー at 2007年08月07日 08:36
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