2009年10月14日
六本木トライアングル
さて、今回の東京は結婚式とクラス会がメインだったんですが、
最近の帰省では、毎回なにかテーマを決めて気になるスポットをまわるようにしています。
前回はたしか鉄道と、なつかしい江戸情緒を感じる博物館や下町めぐり。
今回のテーマは、「スイーツ」と「蕎麦」と「アート」
(って、ふだんとあんまり変わってないがな^^;
ま、たまにはちょっとこじゃれたオシャレなスポットも行かないとねー
・・・なんせ、浦島太郎度はどんどん高くなってきてますもんねー(笑)
ということで、六本木の東京ミッドタウンへ。

この界隈には、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館という
素晴らしいセレクションと入れものを誇る美術館が歩いていける距離にあり、
結ぶとちょうど三角形になることから、「六本木アートトライアングル」と呼ばれているんです♪
まずは「国立新美術館」へ。
でかいっ パッと見るとどこかのオフィスビルみたい・・・

でも変に凝った奇抜な造りではなく、展示室はまわりやすく見やすい。
そう、美術館の主役は建物ではなく作品!

「THE ハプスブルク」展は、
600年以上ヨーロッパに君臨した名門王家ハプスブルク家は、芸術をまもり愛したことで知られていますが、
その華麗な美術コレクションが宮廷肖像画とともに展示されています。
エル・グレコ、ベラスケス、ルーベンス、ブリューゲル、レンブラント、ラファエロ、ジョルジョーネ、デューラー・・・
美術の教科書に出てたっけなぁ~
象牙のような美しい肌、おだやかな表情の中で鋭く光るまなざし、聖書の一節を思わせる荘厳なシーン、光と影。。。
これぞヨーロッパの伝統的絵画!という雰囲気をひさしぶりに味わいました♪
「THE ハプスブルク」展
~12月14日(月)国立新美術館 (東京・六本木)
2010年1月6日(水)~3月14日(日)京都国立博物館 (京都・東山七条)
続いて、東京ミッドタウン内にある「サントリー美術館」で、
「美し(うるわし)の和紙~天平の昔から未来へ」展。

和紙をつかった古今の作品が展示されているんですが、これは予想以上に見応えがありました!
写真は、紅花やくちなしで和紙を染めた椿の造り花。
東大寺のお水取りで捧げられるものだそうです。
国宝や重要文化財の書間や写経、絵巻のほか、紙衣(かみこ)の着物(洗濯もできるそうで、びっくり!)や、蒔絵の文箱など芸術工芸品、紙すきの道具、襖や障子、提灯などの灯り、折り形(今の折紙)などもありました。
各地の和紙に触れられるコーナーも楽しい。
手触りがよくて目にやさしく、乾湿調節機能にすぐれそれでいて丈夫、というスグレモノ、
日本の暮らしには和紙が欠かせなかったんだなぁとあらためて感じます。
「美しの和紙~天平の昔から未来へ」展
~11月3日(火祝) サントリー美術館 (東京・六本木)
続いて、ちょっと歩いて六本木ヒルズの53Fにある「森美術館」で、
「アイ・ウェイウェイ展~何に因って?」展を。
北京五輪の鳥の巣スタジアムで一躍有名になった現代中国の代表的アーティストさんですが、
立体や写真、ビデオなど表現手法が多彩!
空間感覚を大切にする、という印象をもちました♪
「アイ・ウェイウェイ展~何に因って?」展
~11/8(日) 森美術館 (東京・六本木)
これら3つの美術館では、相互割引制度があり、もちろんこれを使いました^ ^
界隈には入場無料のフィルムセンターやギャラリーも多く、
さらには、東京都内66の美術館・博物館・動物園・水族園などの入場券や割引券がついた
おトクなチケットブック「東京・ミュージアムぐるっとパス2009」というものもあります。
東京メトロや都営地下鉄それぞれに乗り降り自由な1ディフリーきっぷもあるので、
うまく使って、アートなまち東京を楽しんでみるのもオススメ♪

さて、東京ミッドタウンを訪ねた目的がもう一つ、ここ、とてもエコなタウンでもあるんです。
敷地内に樹木を植えたり屋上緑化で緑を増やしてCO2を吸収させる、
ま、これは最近どこでもやっていますよね。
その他にも、雨水を緑の水やりに使ったり、雑排水を循環処理してトイレの洗浄水につかったり。
建物外壁のキラキラ光るルーバーは直射日光をさえぎるもので、
もちろん太陽光発電(ソーラー)や、水築熱システムなども。
そうそう、ゴミは16種類に分別!
うちのほうでも、「湖北ルール」でゴミ分別ではかなりの自負があるけど、
都会のど真ん中、しかもテナントの多いビルとしては、これかなり凄いことだと思いません?
もちろん今風にイメージをアップさせる「ウリ」として開発された側面もあるでしょうし、
本当に心底、環境のことを考えるのなら、
ビルをつくって人を集めたりなんてしないで、
「陽の明るいうちにみんな家へ帰って自炊しましょう」と呼びかけるほうが、
お金も環境への負荷も、かからないわけですけどね(笑)
それでも、こうやって都市が共生を考えてアピールしていくことは、決してムダではないと思いたい。
そういえば、まもなく「びわ湖環境ビジネスメッセ」のシーズン。
環境がビジネスとして成り立ってきた今、
今年はどんな未来へのビジョンを描いて見せてくれるのか、楽しみです♪
最近の帰省では、毎回なにかテーマを決めて気になるスポットをまわるようにしています。
前回はたしか鉄道と、なつかしい江戸情緒を感じる博物館や下町めぐり。
今回のテーマは、「スイーツ」と「蕎麦」と「アート」
(って、ふだんとあんまり変わってないがな^^;
ま、たまにはちょっとこじゃれたオシャレなスポットも行かないとねー
・・・なんせ、浦島太郎度はどんどん高くなってきてますもんねー(笑)
ということで、六本木の東京ミッドタウンへ。

この界隈には、国立新美術館、サントリー美術館、森美術館という
素晴らしいセレクションと入れものを誇る美術館が歩いていける距離にあり、
結ぶとちょうど三角形になることから、「六本木アートトライアングル」と呼ばれているんです♪
まずは「国立新美術館」へ。
でかいっ パッと見るとどこかのオフィスビルみたい・・・

でも変に凝った奇抜な造りではなく、展示室はまわりやすく見やすい。
そう、美術館の主役は建物ではなく作品!

「THE ハプスブルク」展は、
600年以上ヨーロッパに君臨した名門王家ハプスブルク家は、芸術をまもり愛したことで知られていますが、
その華麗な美術コレクションが宮廷肖像画とともに展示されています。
エル・グレコ、ベラスケス、ルーベンス、ブリューゲル、レンブラント、ラファエロ、ジョルジョーネ、デューラー・・・
美術の教科書に出てたっけなぁ~
象牙のような美しい肌、おだやかな表情の中で鋭く光るまなざし、聖書の一節を思わせる荘厳なシーン、光と影。。。
これぞヨーロッパの伝統的絵画!という雰囲気をひさしぶりに味わいました♪
「THE ハプスブルク」展
~12月14日(月)国立新美術館 (東京・六本木)
2010年1月6日(水)~3月14日(日)京都国立博物館 (京都・東山七条)
続いて、東京ミッドタウン内にある「サントリー美術館」で、
「美し(うるわし)の和紙~天平の昔から未来へ」展。

和紙をつかった古今の作品が展示されているんですが、これは予想以上に見応えがありました!
写真は、紅花やくちなしで和紙を染めた椿の造り花。
東大寺のお水取りで捧げられるものだそうです。
国宝や重要文化財の書間や写経、絵巻のほか、紙衣(かみこ)の着物(洗濯もできるそうで、びっくり!)や、蒔絵の文箱など芸術工芸品、紙すきの道具、襖や障子、提灯などの灯り、折り形(今の折紙)などもありました。
各地の和紙に触れられるコーナーも楽しい。
手触りがよくて目にやさしく、乾湿調節機能にすぐれそれでいて丈夫、というスグレモノ、
日本の暮らしには和紙が欠かせなかったんだなぁとあらためて感じます。
「美しの和紙~天平の昔から未来へ」展
~11月3日(火祝) サントリー美術館 (東京・六本木)
続いて、ちょっと歩いて六本木ヒルズの53Fにある「森美術館」で、
「アイ・ウェイウェイ展~何に因って?」展を。
北京五輪の鳥の巣スタジアムで一躍有名になった現代中国の代表的アーティストさんですが、
立体や写真、ビデオなど表現手法が多彩!
空間感覚を大切にする、という印象をもちました♪
「アイ・ウェイウェイ展~何に因って?」展
~11/8(日) 森美術館 (東京・六本木)
これら3つの美術館では、相互割引制度があり、もちろんこれを使いました^ ^
界隈には入場無料のフィルムセンターやギャラリーも多く、
さらには、東京都内66の美術館・博物館・動物園・水族園などの入場券や割引券がついた
おトクなチケットブック「東京・ミュージアムぐるっとパス2009」というものもあります。
東京メトロや都営地下鉄それぞれに乗り降り自由な1ディフリーきっぷもあるので、
うまく使って、アートなまち東京を楽しんでみるのもオススメ♪

さて、東京ミッドタウンを訪ねた目的がもう一つ、ここ、とてもエコなタウンでもあるんです。
敷地内に樹木を植えたり屋上緑化で緑を増やしてCO2を吸収させる、
ま、これは最近どこでもやっていますよね。
その他にも、雨水を緑の水やりに使ったり、雑排水を循環処理してトイレの洗浄水につかったり。
建物外壁のキラキラ光るルーバーは直射日光をさえぎるもので、
もちろん太陽光発電(ソーラー)や、水築熱システムなども。
そうそう、ゴミは16種類に分別!
うちのほうでも、「湖北ルール」でゴミ分別ではかなりの自負があるけど、
都会のど真ん中、しかもテナントの多いビルとしては、これかなり凄いことだと思いません?
もちろん今風にイメージをアップさせる「ウリ」として開発された側面もあるでしょうし、
本当に心底、環境のことを考えるのなら、
ビルをつくって人を集めたりなんてしないで、
「陽の明るいうちにみんな家へ帰って自炊しましょう」と呼びかけるほうが、
お金も環境への負荷も、かからないわけですけどね(笑)
それでも、こうやって都市が共生を考えてアピールしていくことは、決してムダではないと思いたい。
そういえば、まもなく「びわ湖環境ビジネスメッセ」のシーズン。
環境がビジネスとして成り立ってきた今、
今年はどんな未来へのビジョンを描いて見せてくれるのか、楽しみです♪
Posted by ケイミー at 23:50│Comments(6)
│東京通信
この記事へのコメント
おはよう
東京・・・修学旅行で行ったきりです (^_^;
鉄腕アトムは、居ますか?
東京・・・修学旅行で行ったきりです (^_^;
鉄腕アトムは、居ますか?
Posted by にいにいぜみ・K at 2009年10月15日 07:53
ハプスブルク展ですと~っ!!
京都に来たら、必ず行かねば。
情報ありがとうございます。
京都に来たら、必ず行かねば。
情報ありがとうございます。
Posted by つつぴ~。 at 2009年10月15日 22:10
またまたありがとうございます!
土曜の結婚式に合わせて出発のつもりでしたが、金曜に東京入りしてゆっくり楽しんできます。
あっ、名前は同窓会名がKAISER POWERS(カイゼル・パワーズ)でそこから……独語・英語混じりですが、語呂がいいんでf^_^;
土曜の結婚式に合わせて出発のつもりでしたが、金曜に東京入りしてゆっくり楽しんできます。
あっ、名前は同窓会名がKAISER POWERS(カイゼル・パワーズ)でそこから……独語・英語混じりですが、語呂がいいんでf^_^;
Posted by kaiser at 2009年10月16日 08:30
にいにいぜみ・Kさん
刺激も気疲れも多いまちですよね♪アトムは、いまスクリーンのほうで忙しいんじゃないでしょうか
刺激も気疲れも多いまちですよね♪アトムは、いまスクリーンのほうで忙しいんじゃないでしょうか

Posted by ケイミー at 2009年10月16日 20:29
つつぴ〜。さん
おっ、好みでいらっしゃいましたか^^生首抱いた美女の絵なんて、綺麗でつい吸い込まれるように見ちゃうんですよ(^^ゞ京都に来たら是非!
おっ、好みでいらっしゃいましたか^^生首抱いた美女の絵なんて、綺麗でつい吸い込まれるように見ちゃうんですよ(^^ゞ京都に来たら是非!
Posted by ケイミー at 2009年10月16日 20:35
kaiserさん
わお、おしゃれな名前ですね!不夜城はいろいろな表情を持つ、さまざまな楽しみ方の出来るまちです。楽しんできてくださいね♪
わお、おしゃれな名前ですね!不夜城はいろいろな表情を持つ、さまざまな楽しみ方の出来るまちです。楽しんできてくださいね♪
Posted by ケイミー at 2009年10月16日 20:39