2008年11月05日

あの方も飲んだ?

あの方も飲んだ?


連休も終わっちゃいましたねー

なんとか一日お休みとなったので、前から念願だった、「北国街道脇往還」巡りを決行!


春に長浜市内の北国街道でイベントを行い、あたりを少しめぐって以来、
このルートをちゃんと回りたいなぁとずっと思っていたので、ようやくそれが実現したというわけなんです♪


アシは・・・


もちろん、おニューのマイ自転車♪ 
この自転車になってから、湖岸をチョコッと初乗りはしたけど本格的なツーリングは初めて、
遠足前の小学生みたいにワクワクドキドキ~♪
こういう気分は、ほんとひさしぶりでした^ ^


ルートはまず長浜城から、長浜中心市街を通り(早朝なので黒壁も静かっ)
石田町(言わずとしれた、石田三成の生誕地。ゆかりの武将の碑もいっぱい)
観音坂トンネル(車だとあっという間だけど、自転車だとさすがに要ガンバリ(笑)
を抜けて、米原市の旧山東町へ。
これが昔の「長浜街道」。



で、この道が北国街道脇往還と合流する、旧伊吹町の春照へとたどっていたとき・・・

こんな看板を発見!

あの方も飲んだ?


湧水好きとしては、これは寄らないわけにはいきません!

ということで、ルートをちょいはずれ、この看板の指す方向へ寄り道決定!



しかし道らしき道はなく、森に囲まれた畑のあぜのみ・・・
しかもその畑も、荒れています。


ホントにこの先にあるのだろうか?という疑問も湧いてきたけど、
よく見たらその畑は土もあるけど、ほとんどが水の沼地!


あたりには鮮烈な香りのペパーミントが大量に茂っていて、
しかも柵で囲まれた部分には、水セリか蓼(タデ)らしきものが栽培されてい(いた?)感じなんです。
(よく和食の添え物に使われているアレね)


これは絶対湧水があるはず!という確信が湧き、なおも自転車を押して進みます。
(下がぐちゃぐちゃして柔らかいので、乗っては進めない)


で、ついに道は途切れて、ん~ここまでか残念!



・・・と思いきや、よーく眼をこらすと、先のほう行き止まりのあたりに、岩場らしきものが!


きっとあそこだよ!と、心勇んで早足で行くと・・・
(足元悪いから自転車は抱えて。
入口に置いてくれば泥もつかずにすんだしラクだったわけですが、
そこまで気がまわらなかった^^;



あったー!!



あの方も飲んだ?
(写真提供はMさんです、ありがとう!)


森の木の根元、狭い岩場のすきまから水が湧き出していて、
それが細い流れとなって、あたり一帯を潤しています。


米原市の旧山東町、間田(はさまだ)にある湧水、
その名は、「小碓の泉」(おうすのいずみ)。


看板には、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にゆかりのある居醒の泉の一つで、古代遺跡」と書かれていました。


で、あとで思い出した。
そう、「小碓(オウス)」といえば、ヤマトタケルの幼名「小碓命(おうすのみこと)」。

皇子で武勇に秀でていたけれど気性が激しく、双子の兄をあやめてしまったために
父からうとんじられて、西国や東国など各地へ討伐に向かわされ、この伊吹山へも来たと言われています。
なぜか草薙の剣は持たずに、大蛇(一説には白いイノシシとも)に変身した山の神と争いますが、
怒った山の神が嵐(ひょうを降らせたらしい)をおこし、
命からがら逃げたヤマトタケルは、ふもとの泉で水を飲んで意識を回復。


それが、醒井にある「居醒の泉」だと言い伝えられているわけですが、
じつはこの「小碓の泉」こそがそれだという説もある、ということらしいんですね。。。


伊吹山頂上にヤマトタケルの像があり、ふもとの米原市旧山東町や伊吹町には
ヤマトタケルにちなんだ伝説があります。(いや全国にあるとは思いますが^^;
日本書紀や古事記には謎も多く、時に無理な展開のストーリーもあるけど、
それだけ、伊吹山が昔から地元の人々にとってはシンボルであり、
この綺麗な湧水が、田畑や人々の暮らしに欠かせないものだったということなんだろうなぁ。
ちなみに、この綺麗な水を生かして、わさび栽培をされていたところもあったそうです。


お水を少しだけ口に含んでみると、冷たくてサラッとしていました。


秋の一日、偶然通りかかった場所で、
こんな風に、古代の息吹と綺麗な水にめぐり合う。
なんだかロマンを感じずにはいられない瞬間でした♪



ということで、いきなり寄り道でスタートしたマイ自転車初ツアー。
(いや、寄り道できるのが自転車の良さでもありますよね^ ^

ついでに、近くにある古代遺跡や他の湧水もまわればよかったなー
ま、これはまたの機会に♪)


まだまだ面白い発見があり、それから肝心の自転車やナビのお話も♪
しかし長くなるのとさすがに眠いので、以下次回へ続く^^;


筋肉痛はちゃんと出てます^ ^v




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この記事へのコメント
おはようございます。
>鮮烈な香りのペパーミント・・・イブキジャコウソウじゃないでしょうか?
 香りも良いですが、花も綺麗です。
Posted by かをる at 2008年11月05日 09:00
うんうん、確か高熱を出して居醒の水で冷やしたら治ったと云う説もありましたな〜

ケイミーさんは湧水オタクなんや〜

でも活性水素のある湧水ってなかなかないのよね〜

だからうちは20万円以上もだして活性水素のできる浄水器を買いました!
Posted by ハリ・ポタの岸ヤン at 2008年11月05日 22:07
お返事遅くなってゴメンナサイ!

かをるさん
イブキジャコウソウ、いい名前ですよね〜♪だいぶ前に伊吹薬草の里で見たことがあるのですが、葉の形がどうだったかな、タイムに似た感じ?花はまだ見たことがないので、是非見てみたいですね!
Posted by ケイミー at 2008年11月06日 09:13
ハリ・ポタの岸ヤン
活性水素に20万円以上ですか!でもそれで健康と安心が買えるなら高くはないのかな。それより、オタクって…(;^_^
Posted by ケイミー at 2008年11月06日 09:23
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