2008年05月18日
龍の背中も~京都な週末

ここからは見えます!
(たとえ5位でも。。)
「臥龍廊」(がりょうろう)、龍の背に似ているからだそう。
京都・東山界隈は今日も大賑わいでしたが、高台寺は比較的落ち着いていました。
ゆっくり来たのは数年ぶり〜

開山堂、庭園、茶室、観月堂、蒔絵、など
重文ばかり並ぶしつらえや、手入れの行き届いた庭に竹林、
どれも見ごたえがありました。
途中、修験なのか、山伏の法螺貝が聞こえてきて雰囲気もばっちり^^
ここは太閤秀吉の菩提を弔うために、ねねが開いたお寺。
でも、絢爛豪華な大阪城の秀吉と、この静かな寺とはどうみても結びつきにくいよなぁ。。
で、茶室を見て、ふと思いあたりました。
権力、富、美貌の姫、待望のお世継ぎ、
この世のすべての栄華を手に入れたかにみえた秀吉だったけど、
憧れて欲しくて欲しくて、でも結局自分のものにすることが出来なかったものがあったのではないかしら。
それが、利休の茶にみる、「静」の美、侘びさびのこころ?
彼の死後、ねねがそれを現そうとしたのかもしれません。
春の桜、秋の紅葉も綺麗だけど、初夏の緑も美しく、
二年坂三寧坂から清水にかけての喧騒が、嘘のように静かです♪

「高台寺」
京都市東山区
JR京都駅より市バス206番「東山安井」停下車、歩5分
その後、「豆水楼」祇園店で、とうふ料理のコースをいただきました♪

京都の初夏を感じた半日です♪
Posted by ケイミー at 18:21│Comments(7)
│自転車と鉄道のプチ旅
この記事へのコメント
ちなみに茶道具で菊と桐の紋の入った図案を『高台寺』と呼びますね。
Posted by キモト at 2008年05月18日 18:40
ケイミーさん、こんばんわ。
茶室では身分や地位は一切関係なし、ってのが建前。でもやっぱり秀吉は違うかったのかな。戦国武将はなぜか‘茶’に魅せられていたと言う話。ここにも歴史の謎がいっぱいありそうな・・。
茶室では身分や地位は一切関係なし、ってのが建前。でもやっぱり秀吉は違うかったのかな。戦国武将はなぜか‘茶’に魅せられていたと言う話。ここにも歴史の謎がいっぱいありそうな・・。
Posted by 花ハウス at 2008年05月18日 19:48
京都市内生まれの私にとってその辺りはかなり好きで何回と無く足を運んでますw。清水寺の庭(確か庭のコケが観光客の吐く2酸化炭素で枯れてしまうという理由で、1年に数日しか見れなかったのかな)はもう見ましたか?古の庭師の遠近法を使った技術がすごかったのを覚えています。
しかし・・・キモトさん茶に詳しいねw~最近自分で器を作るようになって茶碗(抹茶)の中に茶溜りとか茶筅を走らす道とかあることを知ったw。こりゃーお茶もちょっと勉強せんとあかんな~w
しかし・・・キモトさん茶に詳しいねw~最近自分で器を作るようになって茶碗(抹茶)の中に茶溜りとか茶筅を走らす道とかあることを知ったw。こりゃーお茶もちょっと勉強せんとあかんな~w
Posted by 美食家嵐ちゃん at 2008年05月18日 19:49
追)千利休は秀吉に切腹を命じられてこの世を去った事を最近知る・・・。何故秀吉の逆鱗に触れたかは色々な説があり歴史上のミステリーらしいですね~
Posted by 美食家嵐ちゃん at 2008年05月18日 19:51
キモトさん
黒漆に金の高台寺蒔絵は、素晴らしいの一言に尽きました!よく秋草文様といわれているけど、高台寺とよばれる桐と菊の文様(皇室のとは少し異なる)もここから由来しているのでしょうか。そういえば、裂(きれ)にもそのような文様があった気がするなぁ。
花ハウスさん
深謀遠慮と血生臭い戦(いくさ)に明け暮れていた武将たちですから、彼らの心を惹きつける何かが、お茶をとりまく深閑の世界にあったのかもしれませんね。。
美食家嵐ちゃん
和も好きだし、庭も好きだけど、まだまだ和の庭を理解するまでに至ってないかなぁ。清水さんの庭、この次行ったときにじっくり拝見したいと思います。切腹というのは武士だけのことだったのに、なぜ利休はそれを命じられたんでしょうね。。 じつは日本史の裏は、かなり好きな分野です^ ^
黒漆に金の高台寺蒔絵は、素晴らしいの一言に尽きました!よく秋草文様といわれているけど、高台寺とよばれる桐と菊の文様(皇室のとは少し異なる)もここから由来しているのでしょうか。そういえば、裂(きれ)にもそのような文様があった気がするなぁ。
花ハウスさん
深謀遠慮と血生臭い戦(いくさ)に明け暮れていた武将たちですから、彼らの心を惹きつける何かが、お茶をとりまく深閑の世界にあったのかもしれませんね。。
美食家嵐ちゃん
和も好きだし、庭も好きだけど、まだまだ和の庭を理解するまでに至ってないかなぁ。清水さんの庭、この次行ったときにじっくり拝見したいと思います。切腹というのは武士だけのことだったのに、なぜ利休はそれを命じられたんでしょうね。。 じつは日本史の裏は、かなり好きな分野です^ ^
Posted by ケイミー at 2008年05月18日 23:48
おお〜豆水楼〜!
まだ行ったことないねん。噂には聞いてますが・・・
京都は豆富・生麩・生湯葉、脇役が主役になれる素材なんですよね!
その頃、甲賀流忍術屋敷で手裏剣投げてました(笑)
まだ行ったことないねん。噂には聞いてますが・・・
京都は豆富・生麩・生湯葉、脇役が主役になれる素材なんですよね!
その頃、甲賀流忍術屋敷で手裏剣投げてました(笑)
Posted by ハリ・ポタの岸ヤン at 2008年05月19日 08:25
岸ヤン
忍術屋敷、前は通ったことあるけどまだ中に入ったことはないんです、面白そう!豆水楼さん、生湯葉のおつくり、おぼろ豆腐と生麩の湯豆腐、田楽、天ぷらなど美味しかったですよ^ ^木屋町本店よりも気軽な感じで、お昼なのでお値段も手頃でした♪
忍術屋敷、前は通ったことあるけどまだ中に入ったことはないんです、面白そう!豆水楼さん、生湯葉のおつくり、おぼろ豆腐と生麩の湯豆腐、田楽、天ぷらなど美味しかったですよ^ ^木屋町本店よりも気軽な感じで、お昼なのでお値段も手頃でした♪
Posted by ケイミー at 2008年05月19日 22:17
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。